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陶芸に挑戦

 
陶芸に挑戦

「陶芸」は、幅広い世代の人たちが生涯にわたって楽しむことができる趣味のひとつです。「陶土をこねたり、ろくろを引いていると、いつの間にか夢中になっていて、時間を忘れてしまう」という愛好家も少なくありません。陶芸には、作る楽しみとともに、出来上がった作品を使う楽しみなど、様々な魅力があり、シニア世代の多くの人たちに支持されています。

「陶芸教室」に入会するのが一般的

 

趣味として作陶を行なう場合は、陶芸教室などに入会するのが一般的です。陶芸教室は、都市部に多く見られ、主に初心者を対象としています。なお、陶芸作家や窯元などが、初心者を対象とした陶芸教室や「一日体験コース」を開催するケースなどもありますので、自分に合った教室を探すと良いでしょう。

作陶とその手順

 

陶芸では、通常、ひとつの作品を完成させるまでに最短でも2週間以上はかかると言われています。作陶の手順は次の通りです。

作陶の手順(工程)

 
作陶の手順(工程)
  1. 土練り
  2. 成形(ろくろ)
  3. 乾燥
  4. 素焼き
  5. 施釉(せゆう)
  6. 本焼き

1.土練り

 

「土練り」とは、陶土をろくろなどで成形しやすいように整える作業のことです。土練りには、粘土の固さを均一にするために行なわれる「荒練り」や、焼成時に破損が出ないように空気を抜くために行なわれる「菊練り」などの方法があり、技術の習得にはある程度の訓練が必要です。

2.成形(ろくろ)

 

陶土が水分を含んでやわらかい間に、形を整える工程のことを「成形」と言います。「ろくろ」と呼ばれる回転する台を使う方法で、回転する「ろくろ」の上に置いた陶土を、水をつけた手で自在に変形させながら目的の形に仕上げていきます。
陶芸教室では、扱いやすい「電動ろくろ」を使用するのが一般的です。この他の成形の方法には「手びねり」や「ヘラ削り」、「板削り」などがあります。

3.乾燥

 

「成形」が終わったら、陶土に含まれる水分を乾燥させて取り除きます。

4.素焼き

 

「乾燥」が終わったら窯に入れ、800℃〜1,000℃程度で「素焼き(焼成)」します。素焼きを行なうと、素地は硬度や吸水性を増し、絵付けをしたり、釉薬(ゆうやく=「うわぐすり」とも言う)をかけるのに適した状態になります。素焼きをしないと、水分が抜けきらないため、焼成時に割れることがあります。

5.施釉(せゆう)

 

陶磁器の素地の表面に施すガラス質の溶液である釉薬を施して焼成することで、表面が滑らかで強固になるとともに、ガラス化して光沢を帯びたり、様々な色に発色したりします。なお、作品によっては、釉薬を施さずに焼成する場合もあります。

6.本焼き

 

「本焼き」とは、一般的に、釉薬を器面に定着させるため1,200℃前後で焼くことを言います。焼成する窯としては、薪(まき)を使って焼成する「登り窯」や「穴窯」をはじめ、石油などを使う「石油窯」、ガスを使う「ガス窯」、電気を使う「電気窯」などがあります。
また、焼成には、酸化焼成と還元焼成という方法があり、どちらの方法を用いるかによって作品の色合いや雰囲気が大きく異なります。さらに、温度の上昇時間や冷却時間、最高温度などの違いが、作品の仕上がりに大きな影響を与えると言われています。

2008/03/25