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病気のシグナル

 
病気のシグナル

病気は、その症状が徐々に進行すると、その過程で様々なシグナルを発します。こうしたシグナルには、すぐに気がつくものや、気づきにくいものなど様々ですが、シグナルを発見し、正しい対処をすることは、病気の進行を防ぐうえで大切なことです。
ここでは、最も身近で起こりやすい、肩や腹部で発せられる症状と、それがあらわす病気についてご紹介します。
気になる症状があったら、自分だけで独断せずに医師の診断を受けましょう。

肩こりと肩の痛みが発する病気の症状

 

シニア世代の中には、肩こりや肩の痛みに悩む人が大勢います。こうした肩こりや痛みは、マッサージなどで解消する場合もありますが、重要な病気の症状としてあらわれることもあるので注意が必要です。肩こりと肩の痛みが発する症状は、次のようなものがあります。

「肩こり」と「肩の痛み」が発する症状とその病気

 
症 状 病 気
肩の痛みが日を追うごとに増してくる。 悪性腫瘍(あくせいしゅよう)
肩のこりや痛みと同時に、腕がしびれて動きが鈍くなる。 変形性頚椎(けいつい)症などの首の病気
肩のこりや痛みと同時に、腕がしびれて動きが鈍くなり、足がしびれたりもつれたりして歩きにくい。 脊髄(せきずい)障害
肩が硬く、手を上に伸ばしたり後ろに回したりできない。 肩関節周囲炎(五十肩)

このような病気の中で、最も注意が必要なのは悪性腫瘍です。肺がんなどが首の骨やリンパ節に移転している場合にも、肩の痛みを感じることがありますので、注意しましょう。
また、シニア世代に多く見られるのが肩関節周囲炎(五十肩)です。手を背中に回したり、外へ広げたり、前へ伸ばしたりすると、肩や腕が痛むのが特徴です。放っておくと関節部分が癒着して肩が次第に硬くなり、最後には固まってしまいますので、早めに治療するようにしましょう。

お腹の痛みが発する病気の症状の一例

 

お腹の痛みは、そこにある様々な臓器が発している病気の症状です。お腹の痛みを感じた場合は、指で軽く押し、痛みの中心部にある臓器が何かということを把握することが大切です。
お腹の痛みが発する症状とその病気は、次のようになります。

「お腹の痛み」が発する症状とその病気

 
病気が
ある部位
症状と病気
症状
食後に胃が痛み、重く感じる。
病 気
胃炎・胃下垂
症状
空腹時に痛み、食べると治るが、食後30分から1時間でまた痛みはじめる。
病 気
胃潰瘍
症状
胃がもたれたり吐き気がしたりしてどことなくスッキリしない、全身がだるくて痩せる、口臭がひどい、食べ物の好みが変わる。
病 気
胃ガン
肝臓・胆嚢
症状
激痛にみまわれる。
病 気
胆石
症状
腹部が痛いうえ、顔の色が黄色っぽくなる。
病 気
胆嚢炎(たんのうえん)、肝臓ガン、肝炎などの肝臓の病気。
腎臓
症状
風邪のような症状で全身がだるく感じる、歩けないほど腰が痛む(腰痛やギックリ腰と区別がつきにくいのが特徴)
病 気
腎盂炎(じんうえん)、腎炎などの腎臓の病気
十二指腸
症状
押されるように痛む、熱があり、あぶら汗がでるような不快感がある。
病 気
十二指腸潰瘍
症状
脇腹から背中にかけて、七転八倒するほどに痛む。
病 気
腸捻転(ちょうねんてん)、腸閉塞(ちょうへいそく)
症状
痛みと共に下痢したり便秘したりする。
病 気
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)
虫垂
症状
痛む場所が、みぞおちから右下腹部あたりへ移動する、熱が出て風邪を引いたような症状になる。
病 気
虫垂炎
子宮
症状
軽い痛みが続いて貧血が起こる、お腹が張った感じがする。
病 気
子宮内膜症、子宮筋腫などの子宮の病気

以上のような症状が感じられたら、虫垂炎と十二指腸潰瘍、腸捻転、腸閉塞の場合には外科を、女性の場合、子宮関係の病気は婦人科を、それ以外の症状は内科で診察を受けることをおすすめします。
診察の際には、どの部分がどう痛むのか、空腹時に痛むのかなどを聞かれることがありますので、痛んだ時の症状を正確に伝えましょう。

「お腹の痛み」が発する症状とその病気

2007/12/20