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リハビリについて

障害を持った人が、一定の治療を終えたあと、医学的な指導や機能訓練を行なって機能復帰や社会復帰を目指すことをリハビリテーション(rehabilitation)、略して「リハビリ」と言います。
リハビリは、第二次世界大戦で負傷した戦士たちの身体障害が社会問題となったことから、その対応策としてアメリカで始まりました。その後は脳卒中など神経疾患の後遺症や、近年の老年痴呆などへの対策として需要が高まり、身体的障害を持った人に対する生活機能の改善と向上を目指したものへと変化しつつあります。
シニア世代に多い「骨関節疾患」
現在、シニア世代を中心に、3,000万人以上の人が「骨関節疾患」にかかっています。骨関節疾患は、骨や関節などの骨格に異常をきたす疾患です。その内容としては、腰痛や肩こり、手足の関節の痛みなどが大多数を占め、疾患別では、変形性膝関節症や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、関節リウマチなどがあります。
骨関節疾患の治療には、薬物療法や手術療法を用いますが、これらと合わせてリハビリを行なうと効果的です。リハビリの方法としては、物理療法と運動療法を組み合わせて行なう理学療法をはじめ、装具(コルセット)療法や生活指導などがあります。
リハビリが必要な主な疾患
腰痛症

腰痛症のリハビリでは、腰痛体操をはじめ、運動療法の理学療法士からの指導、物理療法(温熱・寒冷療法、牽引など)、装具(コルセット)療法などを行ないます。
頸部(けいぶ)痛
頸部(けいぶ)痛には、首周りの痛みのみの場合と、肩周囲におよんで、運動制限がともなう場合があります。リハビリとしては、頸部周囲をリラックスさせるための筋肉のマッサージ・ストレッチなどを行ないます。場合によっては、物理療法(温熱・寒冷療法、牽引など)を併せて行なうこともあります。
大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)骨折
一般的に骨折の場合は入院して手術が行なわれます。その後のリハビリとしては、筋力トレーニングをはじめとする歩行訓練や、寝返りと起き上がりなどの動作訓練などを行ないます。手術をしない場合も同様のリハビリを行ないます。
変形性関節症
各関節の変形による病気で、通常、痛みを伴います。リハビリとしては、鎮痛を目的とした温熱・寒冷療法などの物理療法、関節保護のための装具療法、関節が痛まない状態での運動療法などを行ないます。変形性関節症は慢性的な疾患であるため、関節症状を悪化させないための生活指導や自主トレーニングも必要となります。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗鬆症の場合は、骨折の予防としてのリハビリが重要となります。リハビリとしては、骨の強さと歩行能力などを維持したり改善したりするために運動療法が用いられ、日常生活で続けられるような運動を行ないます。また、症状によっては、併せて物理療法や装具療法などを行ないます。
2007/12/20
