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「共生型の住まい」のメリットとデメリット

 
「共生型の住まい」のメリットとデメリット

少子高齢化、核家族化が進むにつれて、高齢単身世帯や高齢夫婦世帯が急速に増加し、高齢者の手助けを家族が行なうという従来の機能が揺らいできています。そのため、高齢者が安心して住まうことのできる環境の提供が社会的ニーズとなっております。そのようなニーズを満たすもののひとつとして、比較的健常な高齢者が集まって共同生活を営むことにより生活の安心感を得ることができる「共生型の住まい」という住まい方があります。

「共生型の住まい」とは

  

「共生型の住まい」とは、血縁関係にはない自立した人々が、5人から9人程度の少人数で集まり、介護サービスなどの地域のサービスを活用して、共同生活を営む住まい方です。平成7年の阪神・淡路大震災があった被災地では、仮設住宅に移り住んだ高齢者が、孤独死するケースが少なくありませんでした。こうした現状から生まれたのが、「共生型の住まい」です。

共生型の住まいの目的

 

「共生型の住まい」は、高齢者が有料老人ホームなどの介護施設に頼ることなく、かつ、住み慣れた街を離れることなく、自宅に近い環境で入居者同士が互いに協力し合いながらも、自立した生活を営むことを目的としています。

共生型の住まいの種類

 

「共生型の住まい」には、“グループリビング”、“グループハウス”、“コレクティブハウジング”といった種類があります。
一般的に“グループリビング”はその住まい方を、“グループハウス”は建物を指すことが多いようです。“コレクティブハウジング”は、高齢者に限らずに片親だけの家庭や軽度の障害者など、様々な人々が共同生活を営む形態です。

共生型の住まいの需要

 

「ひとり暮らしでは、もしものときに不安だが、元気なので施設には入りたくないし、プライバシーも守りたい。」と言う単身高齢者や、「有料老人ホームは高額で、入居することができないし、高度の障害もまだない。」といった高齢者が、老後の住まい方を考えるひとつの選択肢として、その普及・定着に期待が高まっています。

メリット・デメリット

 

「共生型の住まい」に住むことにより、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

 
  1. 「自立した生活」と「ひとり身の不安の解消」を実現できる。
  2. 共同生活を送り、互いに刺激し合うことにより、加齢による身体機能の低下を防ぐことができる。
  3. 介護保険の在宅サービスを、共生型の住まいに移住したままで利用できる。
  4. 有料老人ホームなどの介護施設に比べ、入居費用が安い。
  5. 時間的拘束や管理者による規則などがある施設などに比べて、自由度が高く、自分で生活を設計できる。
メリット

デメリット

 
  1. 共同で助け合い、支え合って生活していくことが必要であるため、入居者の相性によって生活の快適さが大きく変わる。
  2. 比較的元気な高齢者を対象としているため、要介護者は入居ができない。また、入居後に、高度な介護が必要となると、退去しなければならない場合がある。

2008/04/15