住まい・暮らし憧れの「海外生活」や「田舎暮らし」も夢じゃない。今後の暮らしをもっと豊かに。
住み方・暮らしを考える

家族との同居、あるいはひとり暮らしだった独身時代。結婚して夫婦ふたり、あるいはご両親との同居。子供ができ成長し、やがて独立し・・・。人生には、大きな節目が何度も訪れます。その度にともすれば家族構成が変化し、家が手狭になったり、使い勝手が変わったり、逆に不要なスペースができたりするものではないでしょうか。 子供が成長し、独立していく60代は、節目の中でも特に大きなターニングポイントとなるものです。60歳という年齢は、これから先「どこに住んで、どういったスタイルで暮らしていきたいのか?」を考えてみる絶好の時期かもしれません。
元気で長寿な国・日本
世界一の長寿国・日本は、健康寿命(平均寿命のうち、健康に生活できる年数)でも世界一です。2000年6月に世界保健機関(WHO)が発表した国別の健康寿命では、調査した191ヵ国中、日本がトップで、男性71.9歳、女性77.2歳となっています。
一戸建てを所有している方や、マンションを購入した方、転勤などの都合で賃貸派の方、エリア的には都会暮らしの方、ゆったりした土地のある地方を選んでいる方・・・。今まで、様々な暮らし方を選択した際には、家族構成や仕事の都合がポイントとなった場合が多かったのではないでしょうか。
自分が主役! 60歳からの住み替え、建て替え
60歳前後は、子供の独立や結婚、自身の定年や退官など、自分を含め家族に大きな変化が起こりやすい時期と言えます。例えば夫婦ふたりの暮らしが再び始まるなど、自分たちを主役にすえた将来設計がしやすくなる時期でもあります。
「憧れていた田舎暮らしを始めてみたい」「家賃収入が見込めるよう、家を建て直してみようか」「一戸建てを売却して、便利な都会にマンションを」など、それぞれの価値観、生き方を中心にすえて、住み替え・建て替え・リフォームを検討する格好の機会といえるでしょう。次の3タイプを参考に、まずはあなたの求めるこれからのライフスタイルを探してみてはいかがでしょうか。
1.便利さ+快適さが魅力。都会のマンション
「都会のマンション」の長所としては、以下の4点が挙げられます。
- 交通機関が整備されており、子供や孫、友人との交流が楽。
- 買い物なども便利。
- 総合病院などの医療機関が充実。
- 新しい物件の場合、防犯や非常通報などの体制も完備。
都市部では近所づきあいが希薄な場合が多いことを考慮に入れ、セキュリティや緊急時の非常通報など、管理体制が整っているマンションを選ぶことがポイントです。また耐震設計がなされているか否かもチェックしましょう。
中古マンションを購入する際は、1981年(昭和56年)の建築基準法改正(新耐震基準制度)以降かどうかがひとつの目安になります。便利さ、快適さを追求したい方にはぴったりなマンションという選択ですが、以下の点は要注意です。
- 固定資産税が高い。
- 日用品や食料などの物価も高い。
- マンション自体の価格も高く、広々とした空間を追求するとさらに価格が跳ね上がる。
価格と場所の折り合いをどうつけるかが、決め手となるでしょう。
2.広さ+自然の宝庫。田舎でのんびり暮らし
都会暮らしが長い方の中にも、「退職後は自然に囲まれてのんびりと」「家庭菜園なども楽しみたい」といった「脱都会」志向の方が増えてきています。
都会からの移住を考えるなら、ポイントとしては病院などの設備が近いことや買い物に不自由しないことなど、ある程度の便利さを考慮することが大切です。
長所としては、以下の3点が挙げられます。
- 自然に囲まれて暮らせる。
- 都会に比べて物価が安い場合が多い。
- 土地や家屋の価格も抑えられる。
持ち家を処分したり、持ち家を人に貸して賃貸収入を得られれば、広い家屋での新しい暮らしをスタートさせるのに、とても有利です。ただし、以下の点なども考慮しておきましょう。
- ちょっとした買い物などでも、車での移動などが不可欠な場合が多い。
- 地元の人と打ち解けにくい場合もある。

全く予備知識もないままイメージだけで移り住むのではなく、何度も足を運んだり、先に移住した先輩などを見つけて話を聞くなどの慎重さが大切かもしれません。
今の住まいより、やや田舎で広々できるニュータウン系の新興住宅地、という選択も考えられます。
3.やっぱり今の家が好き!それならリフォーム
住み慣れた町・家が落ち着けるなら、それがやはり一番です。ただし、家族構成の変化によって、使わない部屋などができている、あるいは家自体が老朽化している、などの課題も少なからずあるでしょう。
長所としては、以下の3点が挙げられます。
- 友人や近所との交流ができている。
- 新しい環境へ対応するストレスもなし。
- かかりつけの医師や病院など、何かと安心。
一方、課題としては以下の3点が挙げられます。
- 家の老朽化が進んでいる。
- 子供の独立などで使わない部屋がある。
- ストレスもないが、変化もない。
自分たちの生き方を主役とした建て替えを考えるのも良いですし、予算面で厳しければ改装も良いでしょう。
一部を賃貸で貸せるようなスタイルへの建て替え・リフォームも考慮に入れる価値があります。この場合は、賃貸収入をローン返済などに充当できるのも魅力です。
2008/04/15
