趣味これからの人生を有意義に楽しむために、新たな趣味を見つけてみては?
短歌を詠む

紙と筆記用具さえあれば、いつでもどこでもできる趣味として、短歌を始める人が増えています。短歌は、和歌の一首で、「5・7・5・7・7」の5句31音からなる歌のことで、7世紀頃に成立して以来、現代まで絶えることなく続いてきました。
比較的決まりごとが少なく、自分の思いを気軽に表現できる短歌は、シニア世代にも人気があり、地域のサークルなどで短歌を楽しむシニアの姿も多く見られます。
短歌の詠み方
短歌を作ることを「詠む(よむ)」と言います。短歌を詠む際の主なポイントには、次のようなものがあります。
短歌の文字数
短歌の規則としては「5・7・5・7・7」の5句31音の韻律(いんりつ)で詠むということがあります。この「5・7・5・7・7」の最初の5音を「初句(または一句)」、二番目の7音を「二句」、三番目の5音を「三句」、四番目の7音を「四句」、最後の7音を「結句(または五句)」と呼びます。そして、初句から三句目までが「上の句」、四句と結句が「下の句」となります。
なお、促音(そくおん)である「っ」は、一音に数え、拗音(ようおん)である「ゃ、ゅ、ょ」は一音にカウントされませんので、注意しましょう。
短歌の数え方
短歌を数える単位は「首(しゅ)」で、ひとつの歌を「一首(いっしゅ)」、二つの歌を「二首(にしゅ)」と言うように数えていきます。
たまに俳句や川柳などと混同して「一句」「二句」と呼ぶ人もいますが、短歌の場合で「句」というのは、一首の中の句切れを指し、歌全体のことではありませんので、間違えないようにしましょう。
短歌を詠む際の心構え
短歌を詠むときには、できの良し悪しをあまり気にせず、感動や自分の気持ちを素直に詠むように心がけると良いでしょう。たくさんの歌を詠むことで、自然に表現力が身に付き、上達していきます。さらに、詠んだ歌をしばらく経った頃に見直して詠み直してみると、新たな発見も多く、表現力の向上が図れます。
また、普段から辞書などに親しみ、語彙(ごい)を豊かにしたり、自然や花などに積極的に触れ、感性を磨くことも大切です。
口語と文語
「口語」は、普段、話している言葉のことを言い、「文語」は、主に文章で書く言葉のことを言います。
短歌を詠む際にはどちらも使いますが、口語で詠むとやわらかく親しみやすい印象を、文語で詠むとかしこまった印象の歌になります。ただし、口語と文語を混ぜて詠むと、歌のイメージがちぐはぐになってしまいますので、避けたほうが良いでしょう。
短歌の楽しみ方
作品を発表する
短歌の楽しみは、何といっても自分の作品を他の人に見てもらうことです。そのためには、歌会に参加したり、多くの人の目に触れるチャンスのある新聞や雑誌に投稿するのも、ひとつの方法です。
歌会で評価されることや、新聞や雑誌などに掲載されることを目標に、さらに良い歌が作れるように表現力を磨いてみてはいかがでしょうか。
仲間とともに、短歌を楽しむ

シニア世代の中には、サークルに所属したり、歌会に参加して短歌作りを楽しんでいる人も少なくありません。
短歌は人に見せることで上達していくものと言われています。多くの仲間とともに、切磋琢磨しながら短歌を作るのも、短歌の楽しみ方のひとつと言えます。
新たな発見を楽しむ
短歌を作ることは、自分に向き合うことになり、これまで気付かなかった自分の正直な気持ちが分かることがあります。また、観察力に磨きがかかり、これまで見過ごしてきた自然や風景が生き生きと感じられるようになり、何かと新たな発見が多くなります。こうした発見ができるのも、短歌ならではの魅力です。
2008/05/14
