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自分史の作り方

「自分史」とはその名の通り、自分の人生を自ら書き綴った記録のことです。自分史を作るためには、自分の過去を振り返る必要がありますが、その作業を通じて、これからの人生を生き生きと過ごすためのヒントを見出すことも少なくありません。また、自分の生き方を子供や孫に伝えるための手段にもなります。
自分史作りの目的
「自分史」という言葉が一般的になったのは、1970年代半ば頃のことです。テレビの人気番組「おしん」が高い視聴率を上げ、自伝的な要素の強いドラマが人気を集めるようになり、自分史ブームにつながっていったと考えられています。
最近では、生涯学習の場でも自分史作りの講座が設けられるなど、自分史に関心を持つ人が増えています。
自分史を書く主な目的には、次のようなものがあります。
自分史を書く主な目的
- 人生の証(あかし)とする
- 過去を検証する
- 体験的な知恵や知識を伝承する
- 子孫や後輩へ伝言する
- 心情を整理する
- 事実を明白化する
- 将来の生き方を探求する
- 人生の新たな希望をつかむ
自分史の作り方と楽しみ方
自分史の作り方
「自分史を作りたいけれど、文章を書くのが苦手」と、尻込みしている人も多いのではないでしょうか。自分史は、これまでの人生を何らかの形で記録するのが主な目的なので、「文章で書く」ことにこだわる必要はありません。
次にご紹介する例を参考に、自分なりの自分史を作ってみましょう。
自分史の作り方の一例
| 「文章」で作る | 俳句集、短歌集、詩集、エッセイ、小説、文章など |
|---|---|
| 「思い出の物」で作る | 愛用品、愛読書、収集品、手紙などの書簡集、旅行などのスタンプ集など |
| 「絵や写真、映像」で作る | 写真集、ビデオ映像、絵やイラストなど |
自分史作りの楽しみ方

自分史を書いていると、今まで忘れていた様々な記憶が甦り、新たな事実を発見したりすることもあります。また、取材旅行などを行なった場合には、旅行を通じていろいろな人と出会うことで、視野が広がり、気分的にもリフレッシュします。さらに、自分史が完成したあかつきには、成し遂げた満足感を得ることができるのも、自分史作りの楽しみのひとつです。
文章で綴る場合の手順
自分史を文章で綴る場合は、一般的に次のような手順で行ないます。
1.テーマを決める
自分に合ったテーマを探し、選ぶことが、自分史作りの第一歩です。まずは自分の人生の年表などを作成し、全体的に記述するのか、あるいは、一部分や一時代をクローズアップして記述するのかを決めましょう。
その後、具体的なテーマや作り方のスタイルを決めていきます。
2.テーマにしたがって材料を集める
テーマや書き方が決定したら、できるだけ多くの資料を集めるようにしましょう。資料が多いほど、充実した内容の自分史になる可能性が高くなります。また、家系をたどってみるのも効果的です。
資料は年代別やテーマ別に整理しておくと、あとの作業がスムーズに進みます。
3.材料を基に構想や筋書きを練る
集めた資料を基に、ストーリーの構想や筋書きを練ります。誰を対象にして、どんなことを伝えたいのかをじっくりと考えた上で、最も適した筋書きにすると良いでしょう。
4.構想や筋書きにしたがって書き進める
できあがった構想や筋書きにしたがって、自分史を書き進めていきます。その際、読んでもらいたい人の顔を思い浮かべながら書くと良いでしょう。
また、辞書や事典を用意して、分からない漢字や意味はすぐに調べて、誤字脱字を防ぐように心がけましょう。
5.書き終えたらチェックする
書き終えたら、文章を丹念に読み返してチェックを行ないます。チェックすることで、すっきりと分かりやすい文章になります。
なお、チェックする際のポイントは、次のようになります。
チェックする際のポイント
- 誤字、脱字、送り仮名の間違いがないか
- 文章のつじつまが合っているか
- 意味不明な箇所がないかどうか
- 表現不足や間延びした箇所がないか
- 改行が適切に行なわれているか
- 句読点の使い方が適切であるか
- 「です、ます」調、「だ、である」調が統一されているか
6.チェックに基づき、必要部分の修正・加筆を行なう
修正や加筆を行なったら、再度、チェックを行ないます。
2008/05/14
