健康運動・食事・ストレスの対処法など、様々な角度から自分の健康を見つめ直してみましょう。
不眠を解消するためのポイント

睡眠は、健康的な生活を送るために不可欠なものです。しかし、近年では、不眠に悩むシニア世代が増えており、3人に1人は眠りに関する何らかの悩みを抱えていると言われています。不眠によって十分な睡眠がとれない日が続くと、注意力や判断力が低下して、重大な事故を引き起こす危険性があります。また、怒りっぽくなったり、気持ちが落ち込むなど、精神面にも悪影響を及ぼします。
シニア世代に見られる不眠

加齢や環境の変化などの要因から、シニア世代は何かと不眠に陥りやすい状態にあります。シニア世代特有の、不眠の原因や理由には、次のようなものがあります。
体内時計が朝型になるため
シニア世代の中には、若い頃に比べて寝つきが悪くなったという人も少なくありません。また、睡眠が浅くなり、夜中に何度もトイレに起きる人も多いようです。これは、加齢とともに1日24時間のリズムを整える「体内時計」の働きが変化して、本来、眠る時間になっても眠気が訪れないためと言われています。
日中の居眠りや昼寝が増えるため
夜に十分な睡眠がとれない場合、昼間に急激な眠気に襲われ、居眠りや昼寝をしてしまうことも少なくありません。昼間に睡眠をとってしまうと、体内のリズムがますます崩れて、さらに夜の睡眠が妨げられるという悪循環に陥ります。
睡眠時の環境や心理的ストレスの影響を受けやすくなるため
加齢による体内時計の働きの変化によって睡眠の質が落ちているシニア世代は、照明や騒音、気温、湿度など、若い頃には気にならなかったちょっとした睡眠環境の変化に敏感になっています。また、不安や悩みなどが心理的なストレスによって、睡眠が妨害されるというケースも多く見られます。
メラトニンの減少
高齢になると、睡眠を促す働きがあるホルモンのメラトニンの分泌量が減少し、その結果、眠りにつきにくくなります。
不眠を解消するためのポイント
不眠を解消し、質の良い睡眠を十分にとるためには、普段の暮らしを見直す必要があります。日常生活の中で気をつけることができる、不眠を解消するためのポイントには、次のようなものがあります。
就寝・起床時間を決める
就寝時間と起床時間を決め、規則正しいリズムで生活を送るようにしましょう。夜ふかしをしたり、昼寝をし過ぎたりすると、安眠が妨げられることがありますので注意しましょう。
心を穏やかに保つ
イライラしていたり、くよくよしてしまうなど、心が不安定では、安眠できなくなってしまいます。熱中できる趣味や達成可能な目標を持つなどして、充実した毎日を送れるよう心がけましょう。
できるだけ身体を動かす

適度な疲労は寝つきを良くし、安眠をもたらしてくれます。日常生活の中で、できるだけ身体を動かすように心がけましょう。散歩やストレッチなどもおすすめです。
お茶やコーヒーは適量にする
お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインには、覚醒作用と利尿作用があります。夜間に飲用すると、眠れなくなったりトイレが近くなったりするため、控えるようにしましょう。
寝室は適温を保つ
睡眠のための適温は20℃前後、湿度は40%〜70%程度が理想とされています。加湿器や除湿機、エアコンなどを使って適温を保つと良いでしょう。
寝室は適度な暗さと静かさを保つ
照明や遮音は、快適な睡眠をとるための大切な条件のひとつです。寝室を暗く保ち、外部からの音を遮ると、眠りにつきやすくなります。
敷布団やマットは適度な硬さのものを用いる
敷布団やマットが柔らか過ぎると、安眠の妨げになります。適度な硬さのものを選ぶようにしましょう。
2008/04/16
