健康運動・食事・ストレスの対処法など、様々な角度から自分の健康を見つめ直してみましょう。
ストレス解消法

現代は「ストレス社会」だと言われています。シニア世代も例外ではなく、定年を迎えたことによる環境の変化や身近な人間関係、健康上の不安など、様々なストレスに囲まれて暮らしています。適度なストレスは生活に張りを与えますが、過度のストレスは心身症や神経症などの深刻な症状を引き起こしかねません。ここでは、ストレスの基礎知識と、気軽にできる解消法についてご紹介します。
ストレスとは?
「ストレス」という言葉は、20世紀前半にカナダの生理学者が、環境因子が人体に何らかの影響を与えることを指摘し、それを「ストレス」として発表したことから世界中に広まりました。
一般的に、ストレスはマイナス要因から生まれるものと思われていますが、プラス要因から生まれるストレスもあります。例えば「子供が結婚した」「孫が生まれた」などのうれしい出来事も、ストレスになります。つまり、変化が起これば、そこに何らかのストレスが生まれるということです。
ストレスの原因は、外部環境から生まれるもの、それに反応して身体の中で発生するものなど様々です。ストレスの要因となるストレッサー(環境因子)には、次のようなものがあります。
主なストレッサー(環境因子)
| 社会的 ストレッサー |
仕事、家庭、ライフサイクルの変化、転勤 など |
|---|---|
| 心理的 ストレッサー |
怒り、憎しみ、喜び、不安、不満、悲しみ、あせり、緊張、優越感、嫉妬、劣等感 など |
| 物理的 ストレッサー |
天候、温度、光、騒音、けが、やけど、過労、睡眠不足 など |
| 化学的 ストレッサー |
タバコ、アルコール、食品、薬品、排気ガス、ホコリ、臭気、有害物質、酸素欠乏 など |
| 生物学的 ストレッサー |
花粉、細菌、ウイルス、カビ、動植物の毒 など |
ストレスの解消法
マイナス要因から生まれるストレスは、人によって感じる度合いが大きく異なります。ストレスを感じやすい人は、できるだけ早くストレスを乗り越えられるようにすることが大切です。ストレス解消に役立つ方法には、次のようなものがあります。
運動でリフレッシュ
精神的疲労の回復には、スポーツなどの運動が効果的だと言われています。ウォーキングや水泳、ストレッチなど、無理なくできて自分の好きな運動を、生活の中に取り入れてみましょう。
自然の中でリフレッシュ

人体には、自然に病気を治したり、疲労を回復させたりする「自然治癒力」が備わっています。この自然治癒力を高める方法のひとつに、自然の中に身を置くというものがあります。
ストレスがたまったときには、山や高原などの自然の中に出かけ、川のせせらぎや野鳥のさえずり、草花の香りなどを、五感を通じて味わうとリフレッシュすることができます。
ティータイムでリラックス
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、大脳を刺激してストレスを解消する効果があると言われています。「ちょっと疲れたな」と感じたときには、ティータイムを設けてリラックスすると良いでしょう。
入浴でリラックス
38〜40℃のぬるめのお湯には、副交感神経に働きかけて、血管を開かせ、心身ともにリラックスさせる効果があると言われています。毎日、ゆっくりと入浴することで、ストレスをためないように心がけましょう。
香りでリラックス
植物の香りには高いリラックス効果があるとされ、昔から治療などにも利用されてきました。室内でアロマオイルやお香を焚いたり、ハーブや薬草などをお茶やお風呂に入れたりするなど、積極的に香りを生活の中に取り入れましょう。
ゆっくり深呼吸する
簡単にできて時間もかからないリラックス方法が「深呼吸」です。まず、息をお腹で吸い込み、しばらく息を止めて静かに吐き出します。次に、ゆっくり吸い込んだら、自然に吐き出します。この動作を繰り返すと、心身の緊張がほぐれてリラックスすることができます。
積極的に笑う

「笑い」には、身体の免疫力を高めたり、自律神経が安定するなどの効果があると言われています。また、緊張を緩和してリラックスさせる効果もありますので、お笑い番組を見たり、落語を聞いたり、友人と楽しく会話するなどして、積極的に笑うように心がけましょう。
2007/12/20
